JETTA/NOTE
仕様
MODEL JD-66V
表示盤:10.3インチデュアルスキャンカラー
CPU:80486DX2/66MHz
BIOS:System Soft
RAM:8MB(4MB->8MB変更済み)
グラフィックアクセラレータ:C&T
VRAM1MB / VESA LOCAL BUS 640 x 480 256カラー
HDD:250MB(リムーバブル)
サウンド機能:16bit Sound Blaster PRO 互換・スピーカーx2
ビデオキャプチャー機能:SCSI I/F付きビデオキャプチャーボード内蔵
FAXモデム機能:9600/14400 (オプション)
I/Oポート:シリアルポートx1、パラレルポートx1、外部キーボードポート、外部CRT、FAX line in/out、ドッキングステーション接続コネクタ、オーディオin/out
このマシンは、JDS(日本データシステム株式会社)から発売されているもので、次の様な特徴がある。
  1. ビデオキャプチャー+SCSI内蔵
  2. サウンド機能内蔵
  3. FAXモデムも内蔵可能
  4. i486DX4-100MHz
  5. 省エネ設定で表示部のみOFFのサスペンド機能付き
  6. スリムなデザインを保持。もちろん日本語取説添付
とあるが、私の入手した製品は486DX2-66の載った廉価版の方なので、4.を除いて他の項目について一つづつチェックしてみたいと思う。

その前に、この製品は基本的にプリインストールと聞いていたが、全くフォーマットもされていなかった為、MS-DOS 6.2/v と MS-Windows 3.1 を入手して最初からインストールする事にした。

ところが、入手したMS-DOSパッケージがアップグレードパッケージだったので、自動起動したあと、一旦終了させて fdisk でハードディスクをフォーマットしたあと、sys コマンドにてシステムを転送した後、再起動させてsetupを実行した。
セットアップの中で、キーボード設定の所では、スペースを押して101キーボード対応とした。(実は、キーボード自体にはかなの印刷はされているのだが、嬉しい事に配列そのものは101キー配列だったのだ)

それでは、このマシンの特徴を一つずつチェックしてみよう。...と思ったが、その前に添付ソフトのインストールを行う必要がある。(ドライバのインストールを行わなければならない。これが、プレインストールじゃない辛い所かな?) このマシンには、次の様なフロッピーが付いていた。

a.JETTA PCMCIA DISKETTE (FOR E1 MODEL)
b.JETTA AUDIO DISKETTE 1 (FOR E1 MODEL)
c.JETTA AUDIO DISKETTE 2 (FOR E1 MODEL)
d.JETTA VGA DISKETTE 1 (FOR E1 MODEL)
e.JETTA VGA DISKETTE 2 (FOR E1 MODEL)
f.JETTA VGA DISKETTE 3 & ALPS T/B (FOR E1 MODEL)
g.JETTA SCSI DISKETTE (FOR E1 MODEL)
h.JETTA MCT'S AVI DRIVER DISKETTE (FOR E1 MODEL)
i.JETTA VM+ APPLICATION DISKETTE (FOR E1 MODEL)
j.CHEYENNE FOR DOS
その内、a〜iに関してはフロッピーのラベルにインストールの方法(TYPE:xxx)が記載されていたので、そのまま起動した。ところが、PCMCIAディスケットのみ記載されたINSTALLでは無くSETUPだった。また、SCSI DISKETTE は EZ-SCSI lite だった。

ちなみに、CPUの速度はLinux slackware.1.2.0のブートディスクで起動させた所、33.55と私のデスクトップ(AMD486DX2/66)と全く同じ結果となった。

それでは、改めて売り文句をチェックしてみよう。

1.ビデオキャプチャー+SCSI内蔵
この機能は、実際には標準のハードウェアでは実現出来ず添付されているユニットを内蔵フロッピードライブと差し替える必要がある。その為にドライバーでネジを2本外しユニットを差し替え、ネジ1本だけ使用して固定する必要がある。しかも、その後 System COnfiguration Utility にてDiskette DriveをNoneにする必要がある。その後、Windowsを起動させてビデオカメラをビデオボードのピンジャックに繋ぎ「MCT Applications」からVideoManagerを起動させるとJetta VideoというウインドウとOutputViewportというウインドウが表示された。Jetta Videoのウインドウにはカメラからの画像が写っていた。しかし、上と左の一部に紫色の何も写っていない部分があったので、Output Viewport ウインドウのコントロールを用いて、画面全体に映像が写る様に調整をする必要があった。画質自体は320x240の解像度で決してきれいではないがそれなりの画像を見せている。ただし、私の確認したのはLCD上でモノクロカメラに接続した物なので、カラーカメラに接続するとまた違った印象を持つかも知れない。なお、フリーズ画像をセーブしようとした際なぜかマシン自体がフリーズしてしまったのは何故かは不明。(Ctrl+Alt+DELも効かない)

2.サウンド機能内蔵
このマシンには、ステレオサウンド機能として、ESS Technology,Incのユーティリティーが付属する16bitSoundBlasterPro互換の物が搭載されている。互換性に関しては確認取れなかったが、少なくともWindowsのイベントによるサウンドやSTARDUSTというスクリーンセーバのBGMは問題なく流れた。しかも、たった2cm程度のスピーカの割には音程のはっきりしたクリアな音を聴かせ、しかもボディー両サイドにあるスピーカのおかげでステレオ感もリアルに表現出来ていることには感心した。

3.FAXモデムも内蔵可能
入手したマシンにはFAXモデムが内蔵されていたが説明書にはFAXモデムに関する説明が全く記載されていなかったため、ターミナルソフトで確認してみると、DTE速度57400bpsに対応した9600bps/14400bpsのモデムの様だった。しかし、モデムのコマンドに関する資料が無かったため、使用するにあたって不安が生じた。

4.i486DX4-100MHz
このマシンは486DX2/66なので、それなりの速度だった。なお、このマシンに搭載されているCPUはPGAタイプのCPUに薄型のヒートシンクが取り付けられており、そこに超小型のファンが風を直接当たる形で設置されていたにも関わらず、2時間ほど使用したあとヒートシンクに触れてみると我慢出来ない位熱くなっていたのが少し気になった。

5.省エネ設定で表示部のみOFFのサスペンド機能付き
私の認識では、ノートタイプのサスペンドというのは全ての動作を落としてバッテリーの消耗を極限まで落とし、かつ必要な時に速やかにサスペンド前の状態にするといった機能であると思っていたのだが、このマシンのサスペンドというのはデスクトップのエナジースター対応に似た動きで、ディスプレーのみOFFするタイプだ。だから、CPUもそこそこ動いているし、ハードディスクも動いており、ファンも動いている。つまり、ほとんどがそのままといった内容なので、サスペンドして持ち運ぶというのにはとても抵抗がある。その辺は認識の違いといえなくは無いが、もう少し、移動の事を考えても良いのでは?と思った。(まぁ、この重さなので、容易に移動はしにくいが...では、バッテリーをもっと小さくして、10分程度持てば良い位にして余った部分にSCSI/Videoカードを入れた方が良いのでは?と思うのは私だけであろうか?)

6.スリムなデザインを保持。もちろん日本語取説添付
確かにスリムで、デザインも悪くない。しかし、その為にボディー剛性が犠牲になっている点はとても気になる。

なお、内蔵されているハードディスクは Seagete MODEC ST9300AG という2.5インチのハードディスクだった。

【気になった点】
最後に、いろいろ触って気になった点を述べてみよう。

1.ボディー
まずきょう体の出来だが、デザイン的にはそんなに悪くない。しかも、キーボードの手前のパームレスト部分の高さがあまり高くないので、キーボードを打っていてあまり違和感が感じられなかった。しかし、その為かボディーの剛性に欠けキーボードを押したり、液晶部を動かしたりした場合にどうもファン(なんとキーボードとトラックボールとの間に2cm角位の小さなファンが有った)とキーボードの下のフレームが擦れ、音が発生する。それに、ボディーそのものが力を加えると若干しなったりする。多分、Macintosh Duoシリーズの様にフレームにマグネシウムの様な強固な物を入れていない為だと思われる。厚みやデザインが良いだけに惜しまれる所です。

2.サスペンド機能
このマシンにも当然ながら、サスペンド機能が付いています。ところが、このマシンはサスペンドしてもLCD部分の電源が落ちるだけで、それ以外はHDDも含めて動いたままです。ですから、ちょっと作業をやめて、別の部署に持っていってその続きを行なったりといった事が出来ないばかりか、CPUやハードディスクが動いている事から、バッテリー駆動時間もあまり節約にはなりません。せっかくのノートなのに、デスクトップのエナジースター仕様みたいで、とても残念です。もっとアクティブな利用が出来る筈なのに...

3.ICカードが全部入らない・蓋が邪魔!
これも当然の如くPCMCIAスロットのType2が2つ付いています。しかし、このスロットにカードを刺すと蓋が閉まらないのです。じゃぁ蓋を取っちゃえば良いじゃないの!と思ったがうまく取れそうにないのです。ですから、メモリーカードを入れてもはみ出ちゃうので、蓋が閉まらないし、FAXモデムカードだとしても蓋が邪魔になる。ということで、是非 ThinkPad360の様に2つ蓋を用意するか、シャッタータイプにしておけば良かったのにとても残念です。


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